浮気相手の嘘では、こういったものがあります。

・配偶者が既婚だと知らなかった
浮気相手との話し合いや、浮気の慰謝料請求をしたとき、「配偶者が既婚だと知らなかった」と主張するものです。
これは、メールや周囲に確認するなどしないと確認が難しいものです。
本当に知らなかった、配偶者が独身と偽っていた場合、慰謝料請求はできません。
・不貞行為はない
浮気相手の家に行っていても、ホテルに行っていても、「恋愛はしていたが、不貞行為はない」「いつも酔って休んで入るだけで関係はない」といった主張です。
もちろん、浮気調査で、自宅やホテルへの出入りと滞在時間が確認されていれば、こういった主張は調停で通りません。
配偶者と口裏をあわせていることもありますので、注意が必要です。
・浮気期間
浮気相手と数年付き合っていても「浮気調査をされたこの時だけ」「一ヶ月位」と言うこともあります。
こちらも配偶者と話をあわせてくることがありますので注意しましょう。
・独身、既婚
独身なのに既婚だと言っていた、逆に、既婚なのに独身だと言っている嘘です。
「既婚者同士なのだから遊びで付き合おう」と持ちかけたり、再婚をもちかけて、不倫関係におよぶケースもあります。
・配偶者によるセクハラ・パワハラ
浮気について追求するときに浮気相手に、「自分は悪くない、あなたの配偶者によるセクハラ・パワハラだった」と言われる形です。
同じ会社や仕事関係者である場合に多くなります。
事実であれば慰謝料請求等は難しくなります。よく確認なさった方がいいでしょう。
・浮気相手の妊娠
「子供ができた」と嘘をつくものです。
夫婦を別れさせて、自分と再婚させたいと思うときに言い出すことが多くなります。
実際には子供はいなかったり、他の人との子供であったケースもあります。
・金銭的なことや物
浮気相手が「配偶者にお金を貸していた」「車を貸していた」と言ってきたり、「デート代を返せ」などと言ってくることもあります。
借金や車、部屋などを借りていた場合は返済する必要があります。
デート代は法律的には返す必要はありません。

浮気相手が嘘をついていても、それまで接触のない人であれば、確認したり、見破るのは難しいものです。
また、「浮気相手が嘘をついている」と思っていたところ、配偶者が嘘をついていたケースもあります。

浮気についての事実関係をよく確認した上で、対応なさった方がいいでしょう。