夫、妻の浮気がわかり、話し合いをした。
このとき、配偶者が浮気に対して反省しておらず、責任転嫁をされた――
浮気の話し合いでは、こういったこともあります。

「夫の浮気がわかったので、今後について話をしようとしたら、『家の居心地が悪いからいたくなかった。居心地がよければ浮気なんかしなかった』と言われた」

「新婚なのに夫が浮気。何を考えているかわからなくて話し合ったら『浮気相手が誘ってきたから』とあっさり言われた」

「妻の浮気を知って話し合い中、『あなたがかまってくれなくてさみしかった、元はといえばあなたが悪い』と責められた」

浮気について責任転嫁をする場合、「自分が責められたくないので言い逃れをしたい」「浮気に関する罪悪感が薄い」といったことが多いようです。

責任転嫁する相手は3つに分けられます。

・配偶者への責任転嫁
「仕事で忙しくてかまってくれなかった」
「子供にかかりきりで夫婦の会話がなかった」などで、夫、妻へ責任転嫁をするものです。

・浮気相手への責任転嫁
「浮気相手がしつこく誘ってきて断り切れなかった」
「浮気相手が同じ会社なので関係を壊したくなかった」など、浮気相手のせいにする形です。

・第三者への責任転嫁
「お酒を飲み過ぎて浮気について覚えていない、飲ませた○○が悪い」
「浮気するつもりはなかった、紹介した○○が悪い」といった第三者への責任転嫁です。

後でトラブルにならないために、浮気の話し合いは録音し、まずは相手配偶者の話を聞きましょう。
責任転嫁をされた場合でも、まずはできるだけ話させるようにします。
それによって本音がわかったり、今後の判断ができることもあります。

ただし、中にはどうしても感情的になってしまい、口論になることも。
冷静に話し合いができないようであれば、一度止めて時間をおくか、第三者の同席を求めましょう。

なお、話し合いで責任転嫁を受け、復縁希望から離婚に切りかえたいというときも、すぐ離婚話をしないようにします。
今後についてよくお考えになり、離婚準備をなさった上ですすめられた方がいいでしょう。