夫や妻が浮気をはじめ、そこから「人が変わってしまった」と嘆かれる配偶者の方もあります。

浮気調査のご相談の際にも、次のように伺うことがあります。

「浮気をしてから人が変わったような冷たい態度に出られた。子供にもかまわなくなった」
「今までこんな人ではなかったのに、ひどいことばかり言うようになってしまった」
「家庭的だったのに、信じられないほど変わってしまい、別人に思える」

浮気をして「人が変わった」夫や妻家族思いで優しかった夫が暴力や暴言をふるう―
浮気相手に貢いで生活費を入れなくなる―
家庭的だった妻が小さい子供を家において浮気をしている―
浮気相手に夢中になり、ひどく冷たくなった―

浮気によって「人が変わった」と思われるほど態度が変わるのは、実は少ないことではありません。

ただし、これはその人ごと大きく違い、態度に一切出ない方や、逆に優しくなった、家族サービスがよくなったという方もあるのです。

浮気をして悪い方向へ「人が変わる」場合、次のようなことがあるようです。

1.浮気の罪悪感から配偶者、家族にあたる
自分が浮気をしていることに罪悪感があるものの、浮気がやめられない。
このために、配偶者、家族に「浮気の理由」を当てようとします。

「家が落ち着かないから浮気をする。だから妻にも責任がある」「夫は仕事ばかりで話してくれない。だから、浮気相手と会っている」などと、自分を正当化する形です。
もちろん、実際に浮気が発覚し、慰謝料の請求、離婚となった場合、こういった理由は通りません。

2.浮気相手に入れ込んでいる
浮気相手に入れ込んでおり、周囲が見えなくなっている形です。
こうなると、配偶者だけではなく、家族や親、友人などが話をしても、浮気をやめるのは聞き入れづらいようです。

浮気についての話し合いでも、「浮気相手は悪くない。悪いのは自分」と、浮気相手をかばうこともあります。

浮気相手に入れ込んでいる場合は、浮気相手と再婚したいからと 離婚を切り出されることもあります。
復縁したい場合は、話し合いにも充分な注意が必要です。

3.元々の性格
浮気相手が次々と変わり、浮気をくり返しやすい人は、元々の性格であることが多いです。
浮気に対する罪悪感が低かったり、配偶者や家族を傷つけるということに、考えの回らないタイプです。
結婚で一時的に家庭的になったように見えても、浮気へのハードルが低いことも。

配偶者に離婚を切り出されて、ようやく「浮気が悪いのだ、配偶者(あるいは家族)は本当に怒っているのだ」と理解することもあるようです。

4.性格自体が変化した
浮気相手に入れ込んだ、あるいは感化されて、配偶者本人の性格が変わったという形です。
浮気で変わってしまった場合、浮気相手と別れると元に戻る方、戻らないままの方の二つになります。
「浮気をしているから今だけのこと。浮気相手と別れたら、きっと元に戻るに違いない」
そうお思いの方もあると思いますが、結果として戻らないことや、長く時間がかかることもあります。

復縁・離婚のどちらの場合でも、浮気相手との関係をはっきりさせる、浮気の証拠の確保をする、
弁護士など専門家へ相談するなどして、できるだけ準備をしてから話し合いに望まれることをおすすめします。