成人した子供の配偶者から、浮気についての相談をうけたという方もあります。
自分の子供の夫・妻(婿・嫁)が、浮気について相談してくる形です。

子供の配偶者から浮気について相談をうけたとき、気をつけたいことがあります。

・決めつけで浮気を否定しない
「浮気なんてあなたの勘違いでしょう」「あの子が浮気をするはずがない」などと、浮気を否定するものです。
子供を信じたい、かばいたい気持ちはわかりますが、そう言ってしまうと相手は今後の相談ができないと思ってしまいます。
まずは落ち着いてよく話を聞くようにしましょう。

・子供の配偶者を責めない
悩んで相談してきたのに対し、「夫婦の問題だから親を頼るな」と怒ったり、「私に言われても困る」などと突き放さないでください。
浮気の原因があなた側にあるなどとと、責めるのはやめましょう。
相手は子供との関係修復や別れで悩んで相談しにきているのです。
たとえアドバイスができなくても、話はきちんと聞きましょう。

・的外れなアドバイスをしない
「遊びの浮気なんだから、戻ってくるまで知らないふりでいればいい」
「家庭の居心地が悪いから浮気につながる」
「君がもっと多く稼いで贅沢をさせてやれば浮気はおさまる」
こういった言われる側の気持ちを考えない、的外れなアドバイスや説教をしないでください。
関係が悪くなってしまったり、今後の話ができなくなることがあります。

・冷静に事実確認をする
勘違いかもしれないと思える、証拠がない段階であれば、毎日の生活のチェックや、浮気調査などで事実確認をしましょう。
浮気の可能性が高い場合でも、確実な証拠のないままに判断したり、話し合いをすすめるのは避けましょう。

・本人と話し合うときは配偶者に伝える
浮気が確実であり、「浮気についてやめるように説得してほしい」と子供の配偶者に言われたのであれば、話し合うのもいいでしょう。
でも、子供の配偶者に内緒で、「浮気を疑われてるみたいだから、離婚になる前にやめなさい」「浮気をもっと隠しなさい」といったことを伝えるのはやめましょう。
よけいにこじれてしまう原因になります。

・離婚は子供夫婦の判断に任せる
親が無理に復縁や離婚をすすめると、夫婦間・親子間ともこじれやすくなりますのでご注意ください。
気持ちを伝えるのは構いませんが、あくまで離婚は子供夫婦の判断です。
「私としては離婚してほしくない」などと伝えるのはいいですが、「離婚は許さない」などと言うのは避けましょう。
中には「世間体が悪くてはずかしいから離婚するな」などと言ってしまったことで、その後の関係を一切断たれたケースもあります。

ただし、暴力を受けて危険なのに家に戻ろうとする、心身のダメージが重く病院をすすめたいといったときには、別居、病院へ連れて行く、専門家に相談するなど、できるだけのサポートを行いましょう。

子供の配偶者から浮気の相談をうけたときは、まず聞き役になり、その後に事実確認をすること、今後も話し合える関係を作ることをおすすめします。